みなさんこんにちは、クムクムです。
突然ですが、みなさんのお子さんは読書が好きですか?
その前に、大人のみなさんは本、読んでいますか?
クムクムの息子(8歳)は、本が大好きです。
YouTubeも見たりしますが、それよりも本に夢中。
小1と小2の夏休みだけでそれぞれ100冊くらい読んでいました。
そこで今回は、クムクムが息子を読書好きにした方法を4つご紹介します。
モンテッソーリ教育も取り入れていますので、よかったらプロフィールもご覧ください。
1 生後3ヶ月から読み聞かせを始めよう
子どもも大人もスクリーン中毒(スマホ、タブレット、PC)が心配される現代社会。
誰もがどこかで、子どもには本を読ませたい、あるいは自分も読んだほうがいい、と感じているのでは?
でも、大人でもなかなか本を読まない時代に、読書好きの子を育てることなんてできるのでしょうか。
ここで、読書に関する文化庁のデータをちょっと見てみましょう。
データが苦手な方はどうか飛ばしてくださいね。
「日本人の国語に関する意識や理解の現状についての調査」のうち平成 30 年度には「読書に関する項目」というのがあります。
全国の16歳以上の男女、約3500人にまず「1 か月に大体何冊くらい本を読むか」について聞いてみたところ、なんと47.3%が1ヶ月に1冊も本を読まない、37.6%が1、2冊と回答。
また「今後、自分の読書量を増やしたいと思うか」については、「そう思う」と答えたのが60.4%でした。(調査対象総数3,590人うち有効回答(率)1,960人)
つまり高校生の半数以上が、本を読んだほうがいいとは思いつつも読んでいない、ということがわかりますね。
興味深いのは、「人が最も読書すべき時期はいつ頃だと考えるか」についての質問です。
これには、9歳以下が18.8%、10歳代と答えた人が40.7%だったそうです。(「平成 30 年度「国語に関する世論調査」の結果の概要」文化庁、pp.8-9より引用)
他に平成28年度文部科学省委託調査「子供の読書活動の推進等に関する調査研究報告書」では、高校生が本を読まない理由の一つに「ふだんから本を読まないから」と書かれています。
まとめると、本は小さい頃にしっかり読んだ方がいいはずだけど、ふだんから読んでないから…ということになります。
では、小さい頃から、ふだんから本を読む子に育てるには?
それには、親や周りの大人が小さい時に読み聞かせをしてあげること。これにつきます。
しかも、読み聞かせは生後3ヶ月から始めましょう。
え、そんなに早く?と思われるでしょうか。
2 たった5分でも毎日読んであげよう
生後3ヶ月の赤ちゃんに読み聞かせなんて、まだ言葉も絵もわからないのに?と敬遠してしまう親御さんも多いと聞きます。
クムクムからしたら、それはもったいない!
なぜなら赤ちゃんは、ちゃーんとわかっているからです。
絵本をかじったりやぶったり、ひっくり返したり振り回したりしながら、全力で楽しもうとします笑。
ぜひ、赤ちゃんのうちから言葉のシャワーを浴びせかけてあげてください。
ぜひ、色々な絵や写真を見せてあげて、感性を育ててあげてください。
そして、絵本の楽しさや素晴らしさを存分に教えてあげて欲しいです。
読み聞かせは6歳ぐらいまでならまだ間に合います。
もし今までしたことがないのでしたら、今日からでも初めてみてください!
読み聞かせの方法は、簡単です。
1日たった5分、読んであげればいいのです。
大事なのはできれば毎日続けること。
難しければ、週4日だけでも読んであげてください。
それでは早速、クムクムがしていた読み聞かせの方法をご紹介します。
赤ちゃんと幼児では少し異なっています。
*クムクム式の読み聞かせ(0歳)
①午前中と寝かしつけの前に読む
②好きなだけ読み聞かせする
③お膝に抱っこして読んであげる
④片方の手で絵本を持ち、片方はお腹をさすったりトントンする
⑤一言一言ゆっくりはっきり発音する
⑥できれば強弱をつけたり、嬉しそう、悲しそう、など文章に合わせて声のトーンを変える
*クムクム式読み聞かせ(1歳から6歳)
①寝る時間を決めて寝る前に読む
②自分で本を選ばせる・持ってこさせる
③1日2冊など読む量を決める
④から⑥は赤ちゃんの時と同じです。
赤ちゃんの時には、好きなだけ読み聞かせしてあげてください。
できれば午前中で、赤ちゃんの機嫌が良い時がいいと思いますが、赤ちゃんの個性にもよるので、いつでも大丈夫です。
ただ、夜寝かせる前に読んでおくと、その後の習慣がつきやすいです。
特に幼児の読み聞かせは、寝る前がおすすめ。
膝に抱きかかえて読み聞かせながら背中やお腹をさすってあげるとうとうとしてくるので、寝かしつけにも効果的だからです。
もし時間があまりない日や疲れた時は、無理せず寝る前の5分だけでも大丈夫。
あとは幼児には、冊数を「約束」した方がいいかもしれないです。
「もう1回!」がエンドレスに続くと、寝る時間が遅くなってしまうし、読む側も疲れてしまいます。
クムクムの息子は夜8時半から9時に寝ると決めているので、絵本は8時半から読み始めます。
長い絵本だと20分くらいかかる時もあるので、2冊まで、と決めています。
3 大人が好きな絵本を選んであげよう
ではどのような絵本を読めばいいのでしょうか。
有名なものから王道と呼ばれるようなものまでいろいある中、これまで約1200冊くらいの絵本を読んだクムクムからすると、ママやパパが好きな絵本や良さそうと思った絵本を自由に選んであげたらいいと思っています。
ただ、時々はおじいちゃん、おばあちゃんが選んだりすると、色々な世界に触れることができます。
同じ人が選ぶと、どうしても絵本の雰囲気が同じに。
その場合は、逆に自分が選ばないようなものを選んでみてください。
また、リアルなものと空想的なもの、濃い色と淡い色、絵画や墨絵やちぎり絵や布や粘土を撮影した写真など、違う種類やジャンルを意識して選んでいくと、子どもの感性が育ちやすいように思います。
本の選び方については、齋藤孝先生の『1日15分の読み聞かせが本当に頭のいい子を育てる』やドロシー・バトラー氏の『クシュラの奇跡ー140冊の絵本との日々』などにも詳しいです。
両方、おすすめ絵本のリストまで掲載されています!
無料でもらえる『福音館の児童書目録』などもおすすめですし、児童選書、図書館選書、厚生労働省の推薦絵本、本屋の売れ筋ランキングなども参考になります。
それでもやっぱり何を選べば良いかわからないという方は、その子に合った絵本を選んでくれるサービスなどを利用してみても良いかと思います。
クムクムも、息子が赤ちゃんの頃から小学生入学(0歳から6歳)までは、定期購読もしていました。
最初は、自分が選ばないような絵本ばかり届いたので、正直ちょこっと心配でした笑
でも、その中で息子のお気に入りがたくさん見つかり、びっくりするほどの名作にも出会うなど、さすがプロの方が選ぶ絵本は違う!と勉強になりました。
そういう意味では、定期購読もかなりおすすめではあります。
歩けるようになったら、一緒に本屋さんや図書館に連れ出しましょう。
小さな子でも、ちゃんと自分で選べます。
図書館で借りてお気に入りになった絵本は、ぜひ買ってあげるといいです。
クムクムは、絵本や本の購入は投資だと考えていて、今でもほぼ毎月購入しています。
もちろん、中古やリサイクル本もありますし図書館もあるので、ぜひご家庭に合った方法を試してみてください。
4 読書を習慣にしてあげよう
読み聞かせをできれば毎日続けた方がいいのは、習慣にしてあげるためでもあります。
クムクムは、読書好きな子=読書が習慣になっている子、だと考えています。
いきなり脳科学の話になりますが、精神科医のアンデシュ・ハンセン氏によると、脳は1万年前と変わっておらず、とにかく怠けものなのだそう。そんな脳はYouTubeやゲームが大好物。
だって何も考えないでよく、カロリーも消費せず、家の中ならサバンナのような生命の危機もないのですから。(『スマホ脳』『最強脳』より)
そのため、赤ちゃんや幼児の頃からYouTubeなどの動画を見せ過ぎてしまうと、脳が読書をつまらなく感じてしまう可能性があります。
そのために、習慣化が必要なのです。
歯磨きやお風呂に入るように、読み聞かせを生活の中の一部にしてしまうのです。
読書を習慣にするためにも、2歳くらいからはぜひ、リビングなどすぐ手に取れる場所に本を置いてあげてください。
いつもいる場所に、小さめの本棚やラックや設置するのもいいと思います。
脳は、もし本が遠くの部屋にあったり、近くても箱に入ってフタが閉じていたりすると、すぐやる気をなくしてしまうからです笑。
電車やベビーカーや車に乗ったら、病院やおでかけ先や外食先で待たなければいけない時間には、スマホやタブレットではなく、絵本を渡してあげてください。
手のひらサイズで、ちょっと長めのものがおすすめです。
そうすると、ちゃんと「待てる子」になります。
もし今YouTube三昧でも少しずつ時間を減らし、今日からでも読み聞かせを始めてあげてください。
5 まとめ
以上、今回はクムクムの息子が読書好きになった4つの方法を紹介しました。
息子はいつも車での移動中、外出時に待つ時間(行列や外食など)、帰宅後や寝る前に読書をしています。
これまでに相当な数の本を読んでいるからか、国語や漢字が得意です。
文章読解力もあるようで、小1で小4が読むような本もどんどん読めていました。
驚いたのは、夏休みの宿題にあった絵日記や読書感想文をスラスラ書いていたことで、日頃から自分の気持ちもうまく言葉にできているな、と感じます。
一応、読書感想文は毎年入賞しています。
クムクムは決して教育ママなどではなく、ただ伸び伸びスクスク育って欲しいと願っており、受験などにも関心はありません。
でも、国語力や要約力はこれからの現代社会を生き抜く上で必要不可欠な人間力だと考えていて、それを叶えてくれるのは読書しかない、とさえ思っています。
少しでも多くの子が読書をするような、そんな世界になって欲しいと強く願うクムクムです。
クムクムが息子に読み聞かせた約1200冊の絵本の一部を別記事にしましたので、そちらもぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
ブログで紹介している絵本は楽天ルームでも紹介していますので、もしよかったらご覧くださいませ。